設置から売電開始まで,何でこんなに長いの?

太陽光発電システムの工事が終わり,発電を開始したのが6月8日でした。そこから東京電力への売電が始まったのが11月17日。実に5ヶ月以上。本当に長い間待ちわびました。何でこんなにかかるのでしょうか?この期間の流れを報告します。

事業認定に時間がかかる!

2018年1月の太陽光発電システム設置の契約の打ち合わせの際に,営業担当のNさんから,こんな話がありました。うろ覚えなので少し違っているかもしれませんがだいたいこんな内容でした。

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前年から審査方法(だったと思います)が変わり,国(経済産業局)の認定がおりるまで,すごく時間がかかるようになった。長いと3ヶ月くらいかかっているようだ。国ももっと早くできるように努力しているので今後改善されるだろうが,ひょっとしたらそのくらいはかかるかもしれない。
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そのときは,なるほど,じゃあ2ヶ月くらいでなんとかなるのかな,3ヶ月かかることもあるかも?と思いました。国もたくさんの人に迷惑をかけているのだから,2018年度は改善するんだろうと!しかしその考えは甘すぎました!

申請手続きをしてから・・・

申請手続きは,ヘーベルハウスですべて代行してくれました。個人でもできると思いますが,おそらく煩雑(少なくとも私にとっては面倒くさい)だろうと思います。代行していただいて大変助かりました。感謝しています。
したがって,1月に委任状に印鑑を押してからその後は,いつ頃申請したのかとかは担当のNさんに確認しなかったのでよく分かりません。

5月頃(だったような気がします)に,申請に関するメールが届きました。

(実はこのメールが残っていなくてよくわかりません。yahooメールを使ったのですが,ちょうどこの時期yahooのミスで2ヶ月分くらいメールがなくなって閉まったのです。ニュースにもなったのでご存じの方も多いと思います。)

はじめ送信者に心当たりがなくて不審に思いました。差出人が怪しいメールは普通はそのまま削除するのですが,何となく気になって読むことにしました。すると,指定したホームページを開いて,申請内容を確認の上,「承諾」するか「拒否」するかを選ぶようにというようなことが書いてあったと思います。メールが残っていないのでうろ覚えです。担当のNさんから,そういうメールが来るから,承諾するようにしてください,という連絡があれば,安心だったのですが,最初の打ち合わせでは説明があったかもしれませんけど,少なくとも直前にはなかったので,このメールにどう対応しようか悩みました。でも,少しでも早く売電を開始したかったので,ちょっと不安を持ちながらも,メールの指示に従って
「再生可能エネルギー電子申請ホームページ」より申請内容を確認の上、「承諾」を行いました。 後で調べてみると, 代行事業者が申請する場合は,入力した申請内容に問題がないか設備設置者に

確認のメールが送信される

ことになっているんですね。

その後,担当のNさんが工事の打ち合わせに来たので,そのときにメールの話をしたら,ありがとうございました,という返事でした。

この辺の申請の流れについては,経済産業省の次のHPに詳しく出ています。

納得再生可能エネルギーhttp://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/kaitori/fit_nintei.html

発電開始2ヶ月を過ぎて・・・

さて,設置から2ヶ月を過ぎても何の音沙汰もありません。担当のNさんからも何もありません。事務手続きの進捗状況を問い合わせることができなくても,申請をいている方は他にもたくさんいらっしゃるはずですから,認可のおり具合は分かると思います。じっと2ヶ月待っていたのですが,しびれを切らして,担当のNさんに電話をしました。すると,認可は遅れていて,自分より1ヶ月半くらい先に申請した方がやっとおりたところだというお話でした。
うーん,予定よりさらに遅れるということか,せっかく発電しているのになあ,とがっかりしましたが,待つほか仕方ありません。

そしてさらに2ヶ月が経過して・・・

1ヶ月半遅れ,つまり3ヶ月半で認可がおりると思って首を長くして待ちました。しかし,9月下旬を過ぎ,2ヶ月を過ぎても,何の音沙汰もありません。遅れているな遅れている出状況を知らせて欲しいなあ,と思いつつじっと我慢していました。でもいい加減そろそろまた担当のNさんに連絡しようかな,と思っていたところ,10月下旬になってついに1通のメールが届いたのです。

待望の認可がおりた!でもまだその先があるとは・・・

そのメールこそ待ちに待った設備認定のお知らせでした。差出人は「再生可能エネルギー電子申請」からでタイトルは「設備認定のお知らせ」でした。

なんとも味も素っ気もないメールです。タイトルと差出人だけでは,怪しくて開くのに一瞬ためらいました。こんなメールが届くとは知らなかったからなおさらです。さて,とりあえず開いてみて,どうやら認可がおりたようだと思いました。でもログインして,認定通知書を出力???どうすればいいんだ?ということで,担当のNさんに早速連絡しました。どうやら認定通知書の印刷などは代行してやってくれるようで,一安心。
いよいよ売電開始か,と思ったのですが,実はまだまだ先があったのです。売電開始はいつになるんだー。

しびれを切らして東京電力に直接電話しちゃいました!

さて,売電が始まるものと連絡を待っていたのですが,またまた連絡のない日々が続きました。担当のNさんからは業者から連絡が来るようなお話だったと思います。Nさんにまたせっつくような感じで電話するのもなあ,と思い,11月下旬にとうとう東京電力に直接電話してしまいました。売電に向けての進捗状況を尋ねようと思ったのです。だっていくら何でも認可がおりてから時間がかかりすぎ!と不安だったからです。すると設備IDが必要だといわれました。東京電力との契約番号や住所氏名だけでは手続きの進捗状況を調べられないのだそうです。たまたま時間が空いた出先からの電話だったので,設備IDがわかりません。改めて翌日電話することにしました。

いつの間にか始まっていた売電

売電が始まっていたことを最初に聞いたのが,東京電力との電話だったのか,担当のNさんからなのか,Nさんから電話が来たのか電話をしたのか,この辺りの記憶が曖昧ではっきりしません。何となく,東京電力との電話で,もう始まっているようですよ,といわれ,担当のNさんに電話をして確認したような気がします。
ともかく,はっきり覚えてるのは,Nさんとの電話で,Kさん(うちの太陽光設備を設置した業者の方です)と東京電力で話をして,11月17日から売電を開始となりました,と聞いたことです。えっ,売電開始のため,うちに誰かくるから連絡があるっていってたのにどうなっているの?何もしなくて始まっちゃうの???と疑問だらけだったのでよく覚えています。ともかく,もうすでに始まっていたのです。
ところで,その11月17日というのは,電力メーターをスマートメータというものに交換に来た翌日辺りの日です。売電するためにはスマートメータに交換する必要があります。そしてそのことは,設置のときから聞いていました。ただ少し妙な経緯だったのです。実は10月頃に,私の住む地域一帯がのメータをスマートメータに交換することになっていると,請負業者から連絡があり,交換日の打ち合わせをしました。その当日,太陽光設備があり,発電しているけど売電が始まっていないことを知り,交換していいのかどうか分からないから,といってそのまま帰ったのです。そして,11月に入り,もう設置期限が過ぎてしまうので,交換させてください,連絡が入り,11月17日前日辺りに交換に来たのです。その日あいにく私は不在でした。妻には,売電に関する話があるかもしれない,といっておいたのですが,そういう話は何もなく,ただ交換していったということでした。今でもこの交換が売電のためなのか,地域一帯の交換を完了させるためだったのか,わかりません。

ともかく,ようやく待たされ続けていた売電が11月17日に(いつの間にか)始まりました。実に設置から5ヶ月以上が過ぎていました。
私と同じように首を長くして待っている方,ひょっとしてこのくらいかかると覚悟して置いた方がよいかもしれません。

認可手続きが早くなるといいですね。